「写ルンです」のレンズをミラーレス一眼で使って見よう!
1986年に発売された「写ルンです」のレンズを再利用した各社ミラーレス一眼で使えるレンズがあります。
「写ルンです」に使われているレンズは、非球面メ二カスレンズと言うシンプルながら高性能のレンズです。このレンズをボディキャップに取り付けてしまったとっても薄いパンケーキレンズです。
写りはまんま「写ルンです」。このレンズを付けると、フィルム時代のクラシックな描写を気軽に楽しめるデジタルカメラに変身します。
写ルンですデジタルカメラの魅力
写ルンですデジタルカメラの魅力はクラシックな描写ももちろんですが、写真を気軽にもっと身近にする優れたところがあります。
- ほとんど出っ張りが無いパンケーキレンズ
- レンズの重さが気にならない50グラム以下。
- ピント合わせの要らないパンフォーカス。
- 値段が5000円程度と格安。
- レンズが付いていない用に見える。
ほとんど出っ張りが無いパンケーキレンズ
パンケーキレンズというのは、径に対してレンズの高さを非常に短くして、まさにパンケーキのような形にしたレンズです。出っ張りを薄くすることで携帯性を高め、スナップ写真や旅行などに重宝します。写ルンですレンズは一般的なパンケーキレンズよりもっと薄くて、レンズの出っ張りはほとんどありません。旅行などでレンズの出っ張りが邪魔でなんとなくカメラを持ち出すことをためらってしまう経験があると思いますが、写ルンですレンズなら気軽に持ち出すことが出来ます。
レンズの重さが気にならない50グラム以下
一眼レフデジタルカメラの標準的なレンズの重量は500グラム程度あります。カメラとレンズを併せると約1キログラムになり、気軽に持ち歩くのはかなりの覚悟が必要です。やはり、カメラの重さのせいでカメラを使う機会が減ってしまいがちになります。
しかし、写ルンですレンズは46グラムと、普通のレンズに比べて十分の一以下です。
カメラが軽くなるのは、持ち歩くことが容易になりいつでもカメラを持っていることが苦になりません。
ピント合わせの要らないパンフォーカス
写ルンですレンズは、絞りがF10で固定でピントを合わせる仕組みもありません。
1.2メートルから先はすべてそのままピントが合います。ピントを合わせる時間が要らず、はっと!思った時にすぐシャッターが切れます。チャンスに強いレンズです。
値段が5000円程度と格安
写ルンですのレンズを再利用したものなので、値段は5000円程度で交換レンズとしては格安。価格が安いので取り扱いに気をつかうことが無く、そのままバックにぽんっ!と仕舞うことができます。バックから取り出す時も、レンズキャップを外す必要無く、すぐ撮影出来ます。
レンズが付いていないように見える
写ルンですレンズは、プラスチックのボディーキャップにレンズを付けただけなので、ぱっと見は、レンズが付いているように見えません。普通のレンズは、レンズ面のガラスが光って、動物などに警戒感を与えます。でも、写ルンですレンズはレンズが非常に小さいので警戒感を与えず撮影することが出来ます。
ピント合わせが必要なく、パッとカメラを向けてシャッターを押すだけ。
フィルムカメラの写ルンですのレンズだから、ノスタルジックな味わいがあります。
カメラを気にせず撮影出来ます。
ノーファインダーでパッと向けてパッと撮影
パンフォーカスなので、手前から遠くまでそのままピントが合います。
つまり、写ルンですレンズを使えば、思った時に素早くカメラを取り出してすぐ撮影出来る、シャッタ−チャンスに滅法強いカメラになると言うことです。
写真は瞬間との出会いなので、機会を多く持つ事が大切ですね。
企画:編集部
記事:編集部
監修:寺川(カメラマン)