2025年8月1日

赤ちゃんが笑う理由と笑わせ方｜いつから？どうすれば？親子の絆が深まる育児ヒント

赤ちゃんはなぜ笑うの？──生理的微笑と社会的微笑のちがい

赤ちゃんの笑顔は、親にとって何よりもうれしい瞬間ですよね。でも「この笑顔、何か意味があるの？」と疑問に思ったことはありませんか？

実は、赤ちゃんの笑顔には「生理的微笑」と「社会的微笑」という２つの種類があります。

●生理的微笑：新生児期に見られる反射的な笑顔

生後1ヶ月ごろまでに見られるこの微笑は、眠っているときや何かの拍子に自然と表れる「無意識の反応」です。感情による笑顔ではないため、親が何か働きかけをした結果ではありません。

●社会的微笑：親の表情や声かけに反応する笑顔

生後2ヶ月ごろから徐々に見られるようになり、親の顔や声を認識して、意図的に笑顔を返すようになります。これが、赤ちゃんが人との関わりを学び始める最初のサインです。

赤ちゃんの笑顔を引き出すには、日々の関わり方がとても大切です。以下の方法を試してみましょう。

赤ちゃんは大人の表情を真似する習性があります。優しく微笑みながら語りかけることで、安心感と模倣によって笑顔が返ってきやすくなります。

抱っこやお腹のマッサージ、手足を軽く動かす遊びなど、肌と肌のふれあいは赤ちゃんにとって最高のコミュニケーションです。

歌やガラガラ音の出るおもちゃ、親の声の高低差など、聴覚を刺激することで興味を引きやすくなります。特に「抑揚のある声」は赤ちゃんの注意を集めます。

「いないいないばあ」や変顔、びっくりしたような大げさな表情など、顔の動きが楽しい遊びは、赤ちゃんの笑顔を誘う鉄板テクニックです。

体を軽く揺らしたり、くすぐったりといったスキンアクションも笑顔を引き出すポイント。赤ちゃんの様子を見ながら無理のない範囲で行いましょう。

室温や照明、音量を整え、赤ちゃんが安心して過ごせる空間をつくることで、笑顔が自然に増えるようになります。

Q. 赤ちゃんが笑うようになるのはいつ頃ですか？

A. 一般的には、生後2ヶ月頃から社会的微笑が見られるようになり、生後4〜6ヶ月頃には声を出して笑う赤ちゃんも増えます。

Q. 赤ちゃんがなかなか笑わないけど大丈夫？

A. 発達には個人差があります。目が合う、音に反応するなど他のサインがあれば、あまり心配しすぎなくてOK。ただし、心配な場合は健診や専門機関で相談を。

Q. 一番笑わせやすい遊びは？

A. 「いないいないばあ」やくすぐり、顔の表情遊びが定番です。赤ちゃんの反応を見ながら、その子が好きなパターンを見つけましょう。

赤ちゃんの笑顔には意味があります。それは「今、心地いいよ」「あなたと一緒にいるのが楽しい」というメッセージ。
親の関わり方次第で、赤ちゃんの表情はどんどん豊かになります。笑顔のやり取りを通して、親子の絆を深めていきましょう。